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三島のコーエー入り口の交差点のラーメン屋さん
ここはかつてはチェーン店「よってこや」 (これはまあまあうまかった)
その後塩ラーメン専門店「庄座」になり (味は疑問符)
その後看板に「ラーメン&喫茶&インターネット」
などと出てからは(あちゃ〜やっちまったよ…)
と、しばらく様子をみていたところだったのだ。
案の定「庄座」はつぶれ、この場所は136号沿いという立地条件なのに、
なぜかラーメン屋さんにとっては不運な場所なのかもしれない、などと思っ
ていた。
なにせ、激戦区である。
すぐ向かいには、三島といったらここ!とばかりに「鈴福」が黄色とオレンジの
暖簾を誇らしげに出しているし、その隣には「麺まるい」が、控えめだけどまだ
まだそこらへんのラーメンといっしょにされちゃ困る!とばかりに目を光らせて
いる。
さらに「喜生」、「幸楽苑」といった大衆店が脇を固め、そして真打ち「藤堂」の
登場!とまこと136号線沿いはラーメン戦国時代へと突入していったのだ。
(ちょとおおげさか)
そして、「田ぶし」である。
前知識としては、人様のブログで「うまかった」と書かれた文だけが印象に残っ
ていた。
駐車場に車を停め、お店の外観を撮影する。
しかし、私の行動はすでにお店に観察されていたのだった。 |
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「いらっしゃいませ!」
気持ちよい対応である。
カウンター席に着き、メニューを見ていると、店員さん達は常にお店の中、
外に気をくばり、駐車場に車が入ってくるとすかさずチェック、「何名です」と
人数を厨房 に報告しているのである。
もう勝負は始まっているのだ。
真剣にやっている緊張感がこの店にはある。
一挙一動観察されているようで、あんまり写真も撮れなかった。
メニューといっしょに置いてある、この「田ぶし」が掲載された雑誌の記事
に目を通す。
東京高円寺?
なになに?「東京ウォーカー」ラーメンランキングに?
あれっ?あのガチンコラーメン道の佐野さんがこのラーメンを褒めてる記事
が…
なんだかすごいぞ、この店。
メニューも潔く3種類しかない。
本家「田ぶし」とは醤油なのか味噌なのか?
さっそく店員さんに聞いてみる。
「基本、とんこつ醤油です」
ふむふむ、そうであるか…
つけ麺はあまり好みではないので、「田ぶしらーめん」を注文。 |
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そして、さほど間をおかずに出てきました。
重厚などんぶりに濃厚なスープ、見た目重みがあるラーメンです。
そして、スープをすすり、感嘆!
ものすごい魚介系の風味なのだ。
「麺まるい」以上である。
田ぶしのぶしは、かつお節のぶしからとったのではないか?と勘ぐり
たくなる。
これだけの風味を出すのには、いったいどれだけのかつお節や煮干し
を使うのだろう…
麺は自家製麺、スープにベストマッチングしている。
チャーシューも柔らかく、かといって崩れてしまうほどでもなく、適度な
硬さ。
煮タマゴは、当然半熟。
さらに特徴的だったのは、メンマ。
市販されているものとは明らかに違う、シャキシャキした、言ってみれば
生野菜にも近い食感なのだ。
麺、具材を完食し、スープも、水を口に含み、風味をリセットして、何度も
確かめるようにして飲んだ。
すごいラーメン屋が現われた、というのが正直な感想。
また近いうちに行くつもりである。 |
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そして、そう日を置かずに再び「田ぶし」へ。
今度は「熟成醤油」を注文。
一口スープを飲んで驚いた。
本家田ぶしラーメンはカツオのダシがグワン!と来たのに対し、
この熟成醤油は、豚と鶏のうまみがじわ〜っと染み出したような
香ばしい醤油味だった。
ちょっと、表面のザラザラしたような麺との相性もよい。
チャーシューは控えめながらいい脇役、そしてメンマのシャキシャキ感
は特筆モノだ!
あと、ここのお店は大盛りにしても値段は変わりません^^ |
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久しぶりに田ぶしを訪れた
ななんと、夏季限定の冷麺があった
その名も「無国籍冷し和え麺」
エスニック風冷し中華か!?
田ぶしのつけめんにも惹かれたが、ここはやはり限定品を注文♪
大盛りで注文してしまった… |
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彩りも鮮やかに出てまいりました!
果たして完食できるだろうか?
ひと口食べてみて、いろんな風味や薬味が混然とした複雑な濃い口…
まいったな〜ちょっとクドいかもな〜などと思いながらも食べ始めました
解説にはアジア各国の調味料12種類を使用した、なんて書いてある。
麺は冷してプリプリと歯ごたえがありいいカンジ♪
ここの自家製麺の特徴か、表面がちょっとザラザラしておりスープがよく絡んでいる。
具材にはなんと揚げカボチャ!温泉玉子!ネギだれに漬け込んだ蒸し鶏!
そして皮を剥いたプチトマトにパプリカ!
思いついて温たまを割り、とろとろの黄身を麺にまぶして食べてみる。
マイルドになった♪
カボチャの甘い味、蒸し鶏の感触、食べ飽きないような工夫がされている。
麺をおおかた食べ終えてプチトマトやパプリカをデザート代わりに食す。
ななんと、漬け込んでいるのか、味がついている!。
芸が細かいぞ、田ぶし!
結局大盛りといえど、飽きることなく完食! |
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