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昨年清水町にオープンした「卓郎商店」です。
場所が市街地から離れているのと駐車スペースがほとんどないのがネックですがこの店、ラーメンに対するこだわりはかなりのようです。
入ると比較的若い夫婦のような2人がやっています。
メニューはすべて醤油か塩かを選べます。
塩を注文すると「さっぱりかこってりかを選べます」などというので、こちらも通ぶって「こってりを麺固めで」なんて言ってみたりして。
やがて出てきたやや小ぶりなどんぶりには作品と呼べるようなラーメンが!
なぜか揚げ豆腐が乗っています。
麺は細めのストレート麺でかなり個性的。
スープは2種類の天日干塩を使用し鶏香味油で仕上げた、と書いてある通り繊細で優しい味。
もちろんスープまで完食。近いうちまた行きます。
場所は1号線柿田川手前すみやコナカの交差点を左折、青い徳倉橋を渡り2つ目の交差点右折、しばらく行くと右側に見えてきます。 |
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一番高いメニュー、その名も「卓朗商店」そのまんま(笑)950円
麺は個性的です。細くて歯ごたえがある。
スープも鶏、豚ベースに魚介類のダシがきいていて○。
チャーシューも塩の時と違ってやわらかくおいしかった。
(もしかして塩と醤油で使い分けている?)
特筆すべきはその燻製玉子で、箸でつかもうとしたらスポッと白身部分が取れてほとんど生の黄身が現れた。
黄身の部分が割れないで、である。
味玉半熟が多い中、ここまで生に近い半熟も初めてだ。
もちろん玉子には燻製ならではの香ばしい香りが漂い、あぶった証拠として十字の焼き跡がついている。
つまりこの微妙な茹で具合のまま殻を剥き、あぶって香りをつけたもののようなのだ。
玉子ひとつにこのこだわりようはすごい。
この燻製玉子だけでも食べる価値がある。 |
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久しぶりに清水町・徳倉にあるラーメン店「卓郎商店」に行きました。
ここのお店は数回行ったことがありますが、無化調のとても優しいスープが印象に残っている、東部全体を含めましてもかなり好感触なお店です。
特筆すべきは、くんたま(燻製玉子)。
燻製独特の香ばしい香り、そして黄身はトロトロにまで柔らかく、芸術品といっていいほどの玉子です。
ラーメンの玉子選手権なんてものがあったなら、ここ卓郎商店のくんたまは数年間トップを独走することでしょう。
具材の玉子ひとつとってもこの懲りようですから、ラーメン本体にも手を抜くことはありえません。
そんな期待を胸に、スーパーマルトモに車を停め、歩いて行きました。
駐車場はあるが狭いので、大きい車やローダウンした車などはスーパーに停めたほうが無難。
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店内の様子。
店主は元フレンチで修行した、というのは本当だろうか? |
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ラーメンのメニュー。
どのラーメンにも半分にスライスされたくんたまが入っているが、くんたまを味わうにはやはり丸ごと1個食べたい。
ここは迷わずくんたまをオプションで付けよう(1個100円)
すべてのメニューは塩か醤油かを選べます |
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ありました、お決まりの薀蓄
こういうの、けっこう好きです^^ |
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つけめんも評判がいいようです。
私は個人的につけめんは…なので未食。
普通のラーメンに比べスープがないというのは、何か物足りないと言うか損した気分と言うか…。
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チャーシューメン(醤油)くんたま乗せ 900円 + 100円
チャーシューは柔らかく、箸で簡単に崩せるほど。
味はやや控えめ、主張することはなく、あくまで脇役。
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柚子香りめん(塩)くんたま乗せ 750円 + 100円
テーブルに運ばれてきた時から柚子のさわやかな香りが鼻をくすぐる。
スープはあっさりの中にも芯を感じさせる、薄くもしょっぱくもない絶妙なバランスを保っている。
柚子が入っているラーメンというのも変わっているが、まったく違和感は感じさせない。
揚げ豆腐もここのお店の個性的な具材のひとつ。
普通入れないものも、このどんぶりという小宇宙のなかでは、すべて調和が保たれている。
そして、くんたま。
ひと口咬んでみると中の黄身はまったく凝固しておらず、かといって生のようにどろどろでもなく、濃いオレンジ色に透き通っている。
口の中に炙ってついた香ばしいかおりが広がる。
このくんたまは持って帰りたい…
1杯のラーメンであるが、さまざまな工夫や仕掛けがあり、ひとつの「作品」と言えるようなラーメンである。
個人的には「藤堂」よりも好みだ。 |
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